「紫宵（ししょう）」紫宵の煌めき QS-01

「紫」は古来より「聖なる色」とされ、高貴さ・霊性・神々の領域を象徴（『古事記』では伊邪那美命が黄泉の国で見た「紫の雲」が幽冥との結界とされる）。
「宵」は黄昏時の移ろいやすさと、昼と夜、現世と幽世が交わる「逢魔時（おうまがとき）」の神秘を暗示。水晶の深紫から粉紫へのグラデーションが、この「境界」の美を具現化

「煌めき（きらめき）」金属装飾の金紫は、天照大御神の「天の岩戸開き」で世界を照らした「神威の輝き」を連想。邪気を払い、運気を引き寄せる「結界の光」として機能

・猫眼水晶の光条（シャトヤンシー）は、『日本書紀』に記される「玉響（たまゆら）の光」——神々の意志が現世に触れる瞬間の閃きを表現

「19顆の霊数」
　1+9=10→1+0=1（太極・始源）。19は「終わりと再生」を司る伊邪那美神の黄泉国「19柱の雷神」に通じ、死と再生・運命の転換を促す力を持つ。粉紫19顆は「穢れを浊（そそ）ぎ、新たな霊力を蓄える」螺旋構造で配置

「深紫の結界石」
　2顆の濃紫水晶は、出雲神話の「八重垣（やえがき）」の象徴——金属装飾を挟むことで「現世（金）と幽界（紫）を分かつ結界」を形成。所有者の霊体を守りつつ、異界の知恵を受容する「依代（よりしろ）」として機能。

「陰陽の螺旋配列」
　粉紫（陽）→深紫（陰）→金（陽）のリズムは、天照（太陽）と月読命（月）の「兄妹神の調和」を模したもの。黄昏の光の中で両極が交融し、あらゆる対立を「紫の宵闇」で中和するデザイン哲学

【神話的効能】

高天原の啓示（金の輝き）：決断力・直観力の覚醒

黄泉比良坂の護り（深紫の結界）：邪気遮断・悪縁切断

玉響の導き（猫眼の閃光）：偶然を必然に変える「縁結び」

——この数珠は、神代の記憶を纏いし「可視化された神籬（ひもろぎ）」
　黄昏の空にきらめく光と影が、現世の荒波を紫の波動で浄化する——